公共駐輪場リニューアル事業
■駐輪場の再整備の課題
東京メトロ千代田線・綾瀬駅にほど近い、足立区営綾瀬東自転車駐車場(東京・足立区綾瀬)は、昭和58年(1983)に開業してから、多くの足立区民に利用されてきました。とくに、綾瀬駅が始発駅であることから利用者も多数にのぼり、その収容台数も3千台以上と都内有数の大規模な駐輪場でもありました。
しかしながら開業後30年以上が経過し、駐輪ラックや照明設備などの老朽化が著しく進んでいました。また、綾瀬駅の南側を走る暗渠上の公共駐輪場が、古隅田川緑道整備事業計画の進捗に合わせ縮小・撤廃の予定であったことから、当駐輪場の収容台数増の再整備が急務となっていました。
■民間の力で再整備・運営へ
そこで足立区は、当駐輪場を民間活力(資金、企画・実行力)を導入して再整備をする駐輪場整備運営事業の基本方針を打ち出しました。
そして、平成24年(2012)に民間各社より「綾瀬東自転車駐車場整備・運営事業プロポーザル提案」を公募受付することになり、当社はこれに提案をしました。
■再整備・運営事業の契約締結
当社は、再整備によって当駐輪場の利便性向上をするだけではなく、電子マネー決済の対応、利用者に対するポイント付与、数多くのWEB監視カメラを設置しセキュリティ強化など、民間ならではのサービス提供を提案し、事業者に選定されることになりました。
■1年をかけ再整備、運営開始
平成25年4月より再整備工事を開始。工事期間中も駐輪場を利用していただきながら、総工費約200,000千円、工期1年間の大規模な工事を完成させました。そして当駐輪場は、高付加価値サービスをともなった駐輪場へと生まれ変わりました。
■利用者からも好評を得る
再整備後、駐輪場の利用者からは、「明るくきれいになって気持ちがよい」「利用するだけでポイントが付いてお得」「管理人の方が親切」などの声が多く寄せられています。
■民間でも再整備事業が可能
このような老朽化した駐輪場施設の再整備については、足立区に限らず多くの自治体で課題となってきているといわれます。
当社はこのような課題にも、さまざまなサービスを提供しながら、事業の提案をしてまいります。
■業務受託前と現在の様子
■cycle24h綾瀬東駐輪場 概要
所在地 | 東京都足立区綾瀬3丁目 | ||
発注者 | 足立区役所 | ||
台 数 | 1階 | 一時利用 | 368台 |
1階 | 定期利用 | 1471台 | |
2階 | 定期利用 | 1946台 | |
総台数 | 3785台 | ||
サービス | Suica PASMO決済可 ポイント付与サービス CNポイント/Tポイント WEB監視カメラ64台設置 管理人常駐 |